9977「ジュラシックとジェラシック」

2025 . 6 . 27

9977

 

 

8月8日に、映画「ジュラシック・パーク」シリーズの最新作として、

「ジュラシック・ワールド/復活の大地」

が公開されるそうです。それを聞いて思ったのは、

「1作目の『ジュラシック・パーク』が公開された頃(1993年)は、『ジュラシック』を『ジェラシック』と間違って言っている人が、結構いたなあ」

ということです。

あれから30年余り、今はもう間違って、

「ジェラシック」

と言う人はいないんじゃないですかね?それだけ定着したということですね。

そもそも、恐竜が“活躍”していた、

「ジュラ紀」

の世界を再現した「パーク」だったから「ジュラシック・パーク」なわけですが、だぶん、当時「ジェラシック」と間違った人は、

「ジュラシック」=「ジュラ紀」

という意識・知識がなかったか、あるいは、

「ジェラシー」

という言葉の方が、カタカナ語としては「なじみがあった」のではないでしょうか?

「ジェラシー」=「嫉妬」

ですね。

そんなことをフェイスブックに書いたところ、元読売新聞のNさんが、

「映画に実際に出て来るのは『ジュラ紀』ではなく『白亜紀』の恐竜です」

と教えてくれました。え?そうだったのか!

「まだ、私は生まれてなかったので、知りませんでした」

と返事を送りましたが。

そもそも「ジュラ紀」とは、この時代の地層がよく発達している、フランスとスイスの国境にある、

「ジュラ山脈」

から名付けられたもので、

「中生代を構成する3つの紀の、2番目の地質時代」

なのだそうです。うーん、分かったような、わからんような。

具体的には、

「約2億1200万年~1億4300万年前まで(6900万年間)」

なのだそうです。

そして、「白亜紀」は、

「中生代最後の時代」

で、具体的には、

「約1億4400万年~6500万年前まで(7900万年間)」

だそうです。「ジュラ紀」の方が古く、「白亜紀」の方が新しい。うん、認識は合っていた。

また、先輩のHさんが、映画に登場した主な恐竜が生きた時代を調べてくれました。

それによると、

【ジュラ紀】

ディロフォサウルス

【ジュラ紀~白亜紀】

ブラキオサウルス

【白亜紀】

ヴェロキラプトル

ティラノサウルスレックス

トリケラトプス

ガリミムス

で、「ジュラ紀」に存在した恐竜の方が少ないということですね。

ちなみに「ジュラ紀」「白亜紀」の英語での表現は、

「ジュラ紀」=the Jurassic period

「白亜紀」 =the Cretaceous period

ですから、「ジュラシック・パーク」も本当は、

「クリティシャス・パーク」

なのかも。でもそれだと、これほど映画がヒットしていなかった気がします。

最近、気になっているのは、プロ野球の「セントラルリーグ」に「冠」として付いている「スポンサー名」の、

「JERA(jera ジェラ)」

です。これは日本最大の発電会社で、「東京電力ホールディングス」の傘下の「東京電力カフュエル&パワー」と「中部電力」とが50%ずつ出資し2015年に設立された「火力発電の会社」だそうです。

だから、セ・リーグの試合が行われるスタジアム(=ボールパーク)は、

「ジェラシック・パーク」

なのかなあ・・・なんちゃって!

 

(2025、6、27)