2022年8月5日の「ミヤネ屋」で末松文科相(当時)が、
「不開示」
と言っているテロップが出て来て、
「これは『非開示』なのではないか?」
と思い、発言のVTRを確認しましたが、末松文科相はハッキリと、
「不開示」
と言っていました。
「不開示」と「非開示」
調べてみると「両方ある」のですが、意味の違いはどうなのでしょうか?
と、ここまで書いてほったらかしで、2年半。
2025年1月31日「森友学園」の資料に関して、
「不開示」
という言葉が出てきました。「非開示」ではなく。2年半前と同じだ。
ということはこの、
「不開示」
は、「法律用語」なのですかね?「不」と「非」について考えてみました。
「不」と「非」、共に「否定」の意味ですが、
・「不」は「不動=動かない」「不参加=参加しない」「不同意=同意しない」「不使用=使っていない」
などのように、
「~しない」=「動詞の否定」
なのに対して、
・「非」は「非常口・非常階段=常ではない出口・階段」「非情=情けがない」「非合理=合理的でない」「非公開=公開されていない」
のように、
「~でない」=「名詞の否定」
に使われる気がします。
あ、もう一つ、
「ひ」=「否」=「否定」「否認」
はどっちかというと「不」に近くて「動詞の否定」かな?あ「否定」って使っちゃった。
そうすると、「開示」に関しては、
「不開示」=「開示せず」(動詞の否定)
「非開示」=「『開示』されない状態」(名詞の否定)
という違いであって、「法律用語」という訳でもないのですね。
ただ、上に挙げた例の中の、「非公開」などは「公開」が、
「公開する」=動詞
「公開中」=「公開された状態」=名詞
ということで、
「動詞的な意味を持つ名詞」
で、そういった場合に「不」か「非」か迷うことがある、ということなのかなあ?
どうでしょうか?


