「大阪中之島美術館」の「上村松園展」を見たその足で、新装なった天王寺の「大阪市立美術館」に、評判の「日本国宝展」を見に向かった。予約しなくても入れるけど、かなり並ぶと聞いていたが、「午後4時半」まで入館でもう午後3時半すぎだから、そんなに並んでいないだろうと思ったのに、すぐには入れず、10分ぐらい並んだ。見ていたら、入場券売り場のブースが「2つ」しかない。しかも係の女性が、ものすごく丁寧に対応している。
「もっと、さっさとやったらいいのに。」
後ろに並んでいる人が、前の人への説明で何度も聞いている説明を繰り返す。
「さっき、後ろで2回聞いた」
という感じ。ちょっと腹が立って、2階の入り口いた係のベテランそうな女性に、
「なんで、ブースが2つしかないんですか?4つに増やせば、あんなに並ばずに、さっと入れるじゃないですか。それに説明がバカ丁寧過ぎるのも、腹が立ちます!後ろで聞いていて全部わかります」
と言ったら、その女性、苦笑いしながらの答えは、こうでした。
「中が混み合っているので、あそこで“時間調整”をしているんです」
「そうなんですか!?それなら、入り口でそう言ったらいいじゃないですか!ただ、何かだらーんと待たされる身にもなってくださいよ」
というようなやり取りが、少しだけあって(文句を言いに来たわけではなく「国宝」を見に来たわけであるからして)中に入るといきなり「国宝」の「屏風」やら「絵画」やらが!特に「国宝」と書いてないのは、「全部国宝」だからであろう。
結論から言うと、
「教科書で見たことがある本物が、いっぱいあった!」
でした。普段「国宝」には、ほとんど興味のない私でも、「へえー」っと思って、この図録を買ってしまった次第です、はい。
(2025、5、18読了)


