大阪・関西万博に行ってきました。いろんな
「パビリオン」
が建っていましたが、この「パビリオン」という言葉を始めて知ったのは、前回の、
「1970年の大阪万博」
の時でした。今回、それを見て思いだしたのは、1970年の大阪万博から10年後の、
「1980年」
大学1年の時に男声合唱団「グリークラブ」に入り、初めての定期演奏会で歌った曲であるF・レハール作曲のオペレッタ「メリー・ウィドー」の中で出て来た、
「パピヨン」
という言葉です。これの意味は、
「東屋・四阿」(あづまや・あずまや)
つまり、
「庭などに建てられた小屋」
のことですね。ここで「逢い引き」をするシーンがあるのです。この「パビヨン」という言葉は、
「いかにも『フランス語』っぽい感じ」
ですが、それと万博の、
「パビリオン」
の語源は「同じ」ではないか?と思ったのです。調べてみたら「ビンゴ!」でした。
さらに、
「蝶」
を意味するフランス語、
「パピヨン」
も、語源が同じだそうです。犬の種類にも「パピヨン」というのがありますが、あれは、
「耳の形が蝶に似ているところから命名された」
ようです。語源はともに、ラテン語の、
「パピリオ」(蝶)
で、フランス語で「テント」を意味する単語は、
「バビロン」
と言うそうですが、それも同じだと。そうだったのか!「バビロン」って「バベルの塔」とは関係ないのかな?
「パ(PA)」が「バ(BA)」になると、
「パピヨン」が「バビロン」になるのか。そもそもは、
「布状のものを広げた様子」
を指すとのこと。確かに「蝶の羽根」も、
「テントを広げた感じ」
ですからね。納得です!
(2025、5、9)


