映画「孤独のグルメ」の説明文を読んでいたら、
「彼の食えない性格に振り回されることもある」
と出てきました。この、
「食えない性格」
という言葉はあんまり聞いたことないですが、
「食えないやつ」
とは言いますね。「食えないやつ」の「性格」が「食えない性格」かな?
それにしても「孤独のグルメ」なのに「食えない」のは、いけませんねえ。
逆に、
「食える性格」
ってあるのかな?これも、耳にしません。
想像するに、「食えない性格」「食えないやつ」の「食えない」は、
「煮ても焼いても食えない」
の「省略形」ではないでしょうか?
「食えない」=「理解できない」「信頼できない」
つまり、
「人間関係おいて、使い物にならない」
ということではないでしょうか?そして、
「食えないやつ」
というのは協調性がなくて、
「人を食ったやつ」
でもありますよね。それを合わせると、
「『人を食ったやつ』は『食えないやつ』」
ということになりますが、いかがでしょうか?
え?「人を食った結論」だって?
ええ、それはもう、
「食えないやつ」
ですから、私は。
(2025、5、14)



(追記)
「食う・食わない」を「食べる・食べない」に、全て置き換えることは出来ませんよね。例えば、
「食えないやつ」→×「食べられないやつ」
「その手は食わない」→×「その手は食べない」
「食うや食わずで」→×「食べられるか食べられないかで」
「いっぱい食わされた」→×「いっぱい食べさせられた」
とは言わないですからね。あ、そうだ、
「食わず嫌い」→○「食べず嫌い」
があった。でもこれも、本当は違うような気がします
「食う」を丁寧に言うと「食べる」
という訳でもないのかな。
「食べる」と「食う」は「別の言葉」
なのかもしれませんね。
(2025、5、15)