9905「インターンシップとオープンカンパニー」

2025 . 5 . 20

9905

 

 

ゴールデンウィークに帰省していた社会人6年目の息子と、大学3年生の娘と話していて「就職活動」の話題になりました。その際に、

「インターン(シップ)」

の話題になった時に、息子が、

「最近は『インターン』って言ったらダメだから、『オープンカンパニー』って言う」

と言うではありませんか。

もう採用などにも関わっていない私は、初めて聞く話です。

「オープンカンパニー」

って、「大学」の、

「オープンキャンパス」

みたいなものでしょうか?「見学会」?

検索すると「リクナビ」のサイトが見つかりました。それによると「2025年卒」の採用活動から、インターンシップなどの「キャリア形成支援プログラム」は、

【インターンシップとは称さない】=「オープン・カンパニー」「キャリア教育」

【インターンシップと称し実施】=「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ」

という「4つに類型化」されているそうです。

前者の【インターンシップとは称さない】=「オープン・カンパニー」「キャリア教育」は、

「採用との関連性なし(不可)」

で、後者の【インターンシップと称し実施】=「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ」は、「採用」と関連付けてよいようです。

これまでは「インターンシップ」と称して、

「実質、採用試験的」

なことがあったからでしょうね。「2024年卒」の採用活動まで「1日開催のプログラム」も「インターンシップ」と呼ばれてきたのですが、学業と就職活動の両立の点で、

「学生への負担が大きい」

との観点ら、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の3省合意により「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」が改正されることになったのだそうです。

少子化の中での若者の就職・採用は、本当に「金の卵」ですから、いろいろと配慮しなくちゃいけないのですね!

 

(2025、5、19)