9908「佳子さまを見に来た人」

2025 . 5 . 21

9908

 

 

5月21日の「ミヤネ屋」。岐阜県で行われた「全国都市緑化祭」の式典に出席された佳子さまのニュースで、佳子さまのお姿を見た一般の人にインタビューしているところに出すテロップが、

「佳子さまを見に来た人」

というものでした。チェックしていて、これが気になりました。

「なんか失礼な感じ」

がしたのです。まるで、

「パンダを見に来た人」

のようで、

「佳子さまが『見せ物』になっている感じ」

がしたのです。そこで、

「佳子さまを見た人」

に直したところ、ディレクターが、

「『見た』ではなく『わざわざやって来た』感じを出したい。『会いに来た人』ではダメか?」

と言うので、

「『会う』は、互いに認識していないとだダメで、一般の人が一方的に佳子さまを見ることを『会う』とは言わないだろう」

と返し、

「それでは『佳子さまの姿を一目見ようと来た人』でどうか?」

と提案しました。これなら、それほど「失礼な感じ」はしない気がします。

しかし、テロップとしては、いくら何でも「長い」ので、「の姿」「一目」を削って、

「佳子さまを見ようと来た人」

にしましたが、ディレクターは納得していない感じでした。

結局放送では、このテロップ自体が「削除」されて出ませんでした。

しかしなぜ、

「佳子さまを見に来た人」

は、「失礼な感じ」になるのでしょうかねえ?

あ、そうか、

「佳子さま」と「ダイレクト」に出して、それを「見に来た」とつながるから

「見せ物的」に感じて「失礼な感じ」になるんだ。そこに「ワンクッション」、

「の(お)姿」

を入れて、

「佳子さまの(お)姿を見に来た人」

とすれば、「失礼な感じ」が薄れるんだ!

どうでしょうか!?

 

(2025、5、21)