「スーパーマン」の新作映画の予告編を見ていて、思いました。
「『スーパーマン』などいないから、人は『スーパーマン』に憧れる。」
民主主義で自由と平等を得たら、人はその、
「自由の選択をできる権利=選択の義務」
から逃れて、
「自分の代わりにいろんなことを決定して導いてくれる人=独裁者」
を求める。だって、
「考えなくてよくて『楽』だから」
そういうことなのかもしれないな、トランプ大統領が再選された背景は。
エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」ですね。「理性」よりも「目の前のラク(=義務を避ける)」を選んで、将来的には地獄への道を開く。つまりこれは、
「トランプの責任」
ではなく、
「トランプを選んだ人たちの責任」
ということか。
有り得ないはずのトランプ再選に至る道のりが、「週刊文春」誌上で克明に描かれていた。それをまとめたもの。最後には、その「結論」も、特別リポートで描かれている。
(2025、3、30読了)


