知り合いの大学教授が、
「桜が開花したというから見に行ったら、まだ『五厘咲き』だった…」
とフェイスブックに書いてあるのを見ました。
「五厘咲き」
って初めて見た気がしますが、
「一分(10%)の半分が五厘」
ですから、
「5%ぐらい咲いている」
ということなのでしょうか?あれ?ちょっと待てよ。桜の花の、
「○分咲き」
という時の「分(ぶ)」は、
「『○割○分○厘』の『分』」
ではないな。だって、「五分咲き」の
「五分=50%=半分」
だものな。つまり。
「一分=10%」「二分=20%」「三分=30%」「四分=40%」「五分=50%」
「六分=60%」「七分=70%」「八分=80%」「九分=90%」「満開=100%」
ですよね。
「○割○分○厘」の「分」は「10分の1」ではなく、
「100分の1=1%」(10分の1は「割」=10%)
で、「五厘」は、さらに「その10分の1」×5=「半分」、つまり、
「0、5%」
になります。そんな「細かい開花の様子」を表示しますかね?
ここでネット検査して、疑問が解けました。
「ゴリンザキ」
というのは、「五厘咲き」ではなく、
「五輪咲き」
そう、
「開花宣言(開花発表)の基準となる『標本木』で『5輪』花が咲くこと」
を意味していたのです。
ややこしい言い方、するなよなあ。すっかり、だまされかけました!
(2025、4、9)


