9820「『し得る』の読み方」

2025 . 4 . 2

9820

 

 

4月1日の「ミヤネ屋」終了後、席に帰って来た「担当2日目」の西尾桃アナが、

「やっちゃいました・・・・」

と少ししょげています。

「どうしたの?」

と聞くと、

「『しうる』と読むべきところを『しえる』と読んじゃいました…」

「ああ、『し得る』か。それはまあ、『しうる』のほうがいいけど『しえる』でも間違いとまでは言えないんじゃない?」

「そうですかあ・・・。」

「そもそも『得る』は古くは『うる』、今は『える』だからね。でも『し得る』という形では『しうる』という、ちょっと古い言い方の方がよいかなあ。」

そう答えてから、

「もしかしたら、昔の母音の主流は『ウ』で、それが現代に近づくにつれて『エ』に変わって来たのではないか?」

という気がしました。どうなんでしょうね?

西尾アナ、なかなかレベルの高い悩みでしたね。よきかな。

そうそう、「シエル」と言えば、

「ラルク・アン・シエル」

これは「シウル」ではありませんね、「シエル」。フランス語で、

「空」

の意味。そして「ラルク」は「ラ・アーク」=「アーチ」ですから、「ラルク・アン・シエル」は、

「空の橋」=「虹」

ですね。「詩的」です!

この言葉に関する私の思い出は「1998年」の「フランスワールドカップ」を見に行った時のこと。あれは「ブラジル対チリ戦」を見ていた時に、スタジアムの向こうに「大きな虹」がかかったのです。思わず隣の席の、見知らぬ(フランス人と思われる)男性に、

「レインボー!」

と、「虹」を指さして言ったら、彼は特に興味なさそうに、

「ウイ、ラルク・アン・シエル」

と言ったのです。それを聞いて、

「あ、そうか!フランス語で『虹』のことは『ラルク・アン・シエル』なのか!あのバンドの名前は、フランス語で『虹』だったのか!」

と気付いたのでした。

それはともかく、し得る」は「しうる」かな。

 

(2025、4、2)