『映画「ブルタリスト」パンフレット』(大田圭二、株式会社東宝 ステラ:2025、2、21)

2025 . 3 . 7

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「ブルタリスト」

とは何なのか?も知らず、しかも「15分間の休憩を挟んで215分(100+15+100分)」というめちゃくちゃ長い映画だったが、だからこそ「見よう」と思って見た。その映画のパンフレット。

「ブルタリスト」とは「ブルタリズム」という建築上の考え方・運動があって、その推進者・信奉者のことらしい。具体的にはル・コルビジエや安藤忠雄のような「コンクリート打ちっぱなし」のような建物を造る。実際、映画の中でユダヤ人の主人公のラースロー・トートが依頼を受けて造る「教会を含めたコミュニティーセンター」の「十字架」は、安藤忠雄が建てた大阪・茨木市の「光の教会」に、デザインがそっくりだった。別にどちらがマネをしたとかでなく、一つの高い山に登る際に「到達点が同じだった」ということだと思う。

なお、映画で主人公のハンガリー人建築家ラースロー・トートを演じた「エイドリアン・ブロディ」は、2002年、29歳の時の「戦場のピアニスト」に続いて2度目の「アカデミー賞主演男優賞」に輝きました!

 

 

(2025、2、25読了)