「もやもやする」
「むしむしする」
「もちもちする」
「いらいらする」
「ふわふわする」
といった擬態語は、
「ABABする」
という語構成、つまり、
「AB(もや・むし・もち・いら・ふわ)を2度繰り返す」
わけですよね。
ところが、最近よく耳にするのは、
「繰り返しを省略しABを1回だけで促音でつなげる形」
です。すなわち、
「もやっとする」
「むしっとする」
「もちっとする」
「いらっとする」
「ふわっとする」
という言い方、多くないですか?そもそもは、
「靄(もや)」「蒸す」「餅」「苛(つく)」
が語源でしょう。「ふわ」は、何かな?「浮(ふ)」?浮いて(浮かんで)いたり、手触りがやわらかいイメージですね。
こういった、
「2回繰り返すのを、1回で済ましても意味が通る言葉」
は、昔からありますね。
「まあまあ」→「まあ」
「ねえねえ」→「ねえ」
これらはちょっと違うかな。
「パクパク」→「パクッと」
「グイグイ」→「グイッと」
「ぼやぼや」→「ぼやっと」
「ビシビシ」→「ビシっと」
「サクサク」→「サクッと」
は、いけるね。
「ほどほど」・・・はダメか。
「そこそこ」・・・もダメだな。
「わくわく」→「わくっと」も言わないか。
「短くする傾向」は、最近のことなのでしょうか?
「全て」とは言いませんが、「新しい言い方」も含まれているように思います。
「三省堂国語辞典・第八版」を引くと、「もやっとする」「むしっとする」「もちっとする」「いらっとする」「ふわっとする」は載っていませんでした。やはり新しいのかもしれません。
(2025、2、26)



(追記)
代表的なものを忘れていました!
「うるうる」→「うるっと」
「ネトネト」→「ネトッと」
「ねちねち」→「ねちっと」
「ピリピリ」→「ピリッと」
この辺りは「ひらがな」で書くか、「カタカナ」で書くか、迷うところですね。
(2025、3、11)