『座右のラテン語』(ヤマザキマリ・ラテン語さん、SB新書:2025、1、15)

2025 . 2 . 4

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「テルマエロマエ」の作者で、若いころからイタリアに長く在住された「ヤマザキマリ」さんと、この間読んだラテン語の本が凄く面白かった、まだ30歳そこそこの「ラテン語さん」(ペンネーム)との対談本!楽しい!

ヨーロッパにおける「ラテン語」は、日本における「論語」みたいなものだなあと思った。気に入ったラテン語の「座右の銘」を、いくつかピックアップ。

 

・「abiit ad plures」(アビイット・アド・プルーレース)<より多くの人人のもとへ行った(亡くなった)>(ペトローニウス『サチュリコン』)

 

・「in vino veritas」(イン・ヴィーノ・ヴェリタース)<酒に真実あり>(エラスムス『格言集』)

 

・「tempus omnia medetur」(テンプス・オムニア・メディトゥール)<時間がすべてを解決する>(ことわざ)

 

・「dum vivimusu vivamus」(ドゥム・ウィーウィムス・ウィーウァームス)<生きている間生きようではないか>(ことわざ)

 

・「festina lente」(フェスティーナー・レンテー)<ゆっくり急げ>(スエートーニウス「皇帝伝」にあるギリシャ語のラテン語訳=アウグストゥスのモットー)

 

・「fluctuat nec mergitur」(フルークトゥアト・ネク・メルギトゥル)<たゆたえども沈まず>(パリ市のモットー)

 

・「iacta alea est」(ヤクタ・アーレア・エスト)」<賽は投げられた>(スエトーニウス「皇帝伝」カエサルの言葉)

 

有名な言葉もたくさん出てきて、大変、勉強になりました!!

 

 

(2025、1、18読了)