「テルマエロマエ」の作者で、若いころからイタリアに長く在住された「ヤマザキマリ」さんと、この間読んだラテン語の本が凄く面白かった、まだ30歳そこそこの「ラテン語さん」(ペンネーム)との対談本!楽しい!
ヨーロッパにおける「ラテン語」は、日本における「論語」みたいなものだなあと思った。気に入ったラテン語の「座右の銘」を、いくつかピックアップ。
・「abiit ad plures」(アビイット・アド・プルーレース)<より多くの人人のもとへ行った(亡くなった)>(ペトローニウス『サチュリコン』)
・「in vino veritas」(イン・ヴィーノ・ヴェリタース)<酒に真実あり>(エラスムス『格言集』)
・「tempus omnia medetur」(テンプス・オムニア・メディトゥール)<時間がすべてを解決する>(ことわざ)
・「dum vivimusu vivamus」(ドゥム・ウィーウィムス・ウィーウァームス)<生きている間生きようではないか>(ことわざ)
・「festina lente」(フェスティーナー・レンテー)<ゆっくり急げ>(スエートーニウス「皇帝伝」にあるギリシャ語のラテン語訳=アウグストゥスのモットー)
・「fluctuat nec mergitur」(フルークトゥアト・ネク・メルギトゥル)<たゆたえども沈まず>(パリ市のモットー)
・「iacta alea est」(ヤクタ・アーレア・エスト)」<賽は投げられた>(スエトーニウス「皇帝伝」カエサルの言葉)
有名な言葉もたくさん出てきて、大変、勉強になりました!!
(2025、1、18読了)


