「104日」
の読み方を、佐藤佳奈アナウンサーに聞かれました。つまり、
「ヨッカ」か?「ヨンニチ」か?
ですよね。答えは、
「どちらでも良い」
なのですが、なぜこれが読み方に迷うかということが、質問をされて分かりました。
最近の若い人は、
「数字+助数詞」
という読み方をします。もちろん、原則はそれで合っています。
しかし従来は、「日」という助数詞を例に取ると、
「ひと桁から十までの『日にち』の数え方は『和語の数え方』を用いる」
ということがあります。「和語の数え方」とは、
「一日・二日・三日・四日・五日・六日・七日・八日・九日・十日」
の読み方が、
「ついたち・ふつか・みっか・よっか・いつか・むいか・なのか・ようか・ここのか・とおか」
ですね。だから、その前に「百(100)」が付いても、
「ひゃくついたち・ひゃくふつか・ひゃくみっか・ひゃくよっか・ひゃくいつか・ひゃくむいか・ひゃくなのか・ひゃくようか・ひゃくここのか・ひゃくとおか」
と言ったのではないでしょうか。(「ひゃくついたち」は、ちょっとなじみませんが。)
ところが「数字+助数詞」の読み方だと、
「101(ひゃくいち)+日(にち)」
「102(ひゃくに)+日(にち)」
「103(ひゃくさん)+日(にち)」
「104(ひゃくよん)+日(にち)」
「105(ひゃくご)+日(にち)」
「106(ひゃくろく)+日(にち)」
「107(ひゃくなな・しち)+日(にち)」
「108(ひゃくはち)+日(にち)」
「109(ひゃくきゅう・く)+日(にち)」
「110(ひゃくじゅう)+日(にち)」
となるわけです。アクセントも変わって来ますね。
そういうことじゃないのかなあ。
(2025、1、29)


