9730「高捜庁か公捜庁か?」

2025 . 1 . 24

9730

 

 

韓国の尹錫悦大統領を拘束した組織の名前が、報道機関によって違います。

1月15日の夕刊各紙は、

(読売)高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)

(朝日)高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)

(毎日)高官犯罪捜査庁(高捜庁)

(産経)高位公職者犯罪捜査処(公捜処)

(日経)高官犯罪捜査庁(高捜庁)

つまり、同じ組織を指しているのに、

「高位公職者犯罪捜査庁」と「高官犯罪捜査庁」と「高位公職者犯罪捜査処」

の「3種類の名称」があります。しかもその略称は、

「高位公職者犯罪捜査庁」=公捜庁

「高官犯罪捜査庁」   =高捜庁

「高位公職者犯罪捜査処」=公捜処

となっています。「ミヤネ屋」(読売テレビ)では、以前は日本テレビが、

「高位公職者犯罪捜査庁」

と言っていた(去年12月31日も)ので、それに従っていましたが、年が明けて、2025年1月6日のお昼の「ストレイトニュース」では、

「高官犯罪捜査庁」

となり、そのあとの「ヒルナンデスニュース」のサイドスーパーは、

「高捜庁」

になっていました。そして1月7日のお昼の「ストレイトニュース」では、

「合同捜査本部」「捜査本部」「高官犯罪捜査庁」

で、サイドスーパーは、

「捜査当局」。

「TBS」は1月7日のニュースでは、

「高位公職者犯罪庁」

で、サイドスーパーの略称は、

「高捜庁」。

「時事通信」は1月6日の12:20で「高捜庁」。

「ミヤネ屋」の1月8日用のパネルの発注は、

「高官犯罪者捜査庁」

で、略称は初めて見る、

「高犯庁」

だったので、「一体、どれが正しいのか?」と確認を求めたところ、東京駐在プロデューサーからの答えは、

▼2021年1月に発足したのは「高官犯罪捜査庁」

▼その略称は「高捜庁」

で、

「現地では『公捜処』を採っていますが、NTV・TBSなどは『高捜庁』です」

との回答でした。

ややこしいなあ!

 

(2025、1、23)