『老いを読む 老いを書く』(酒井順子、講談社現代新書:2024、11、20)

2024 . 12 . 11

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著者・酒井順子さんは5歳ほど年下だが、考えていることはほぼ同世代だと思う。その

「視点」には、いつも感心し、納得する。その視野に「老い」が入って来た。もちろん、

その対象は「文学」、つまり「老い文学」なるものを分析することで、時代の流れと現代

(と自身)を洞察するということである。大変興味深い。面白かった。

「老い文学」の書き手は、圧倒的に「女性」が多い。それは、「女性の方が長生きだ」と

いうことと共に、「老い」を冷静に見つめることが出来るのは「男性よりも女性」だから

なのではないか、とも思える。

パッと挙げてみても、佐藤愛子さん、草笛光子さん、亡くなった人では瀬戸内寂聴さん、田辺聖子さん。

数少ない男性の「老い文学」の書き手としては五木寛之さん、「バカの壁」の養老孟司さ

ん、少し前までは聖路加病院の日野原重明先生もいらっしゃったが。

まあ、とにかく読んでみてください、納得して感心するから。お勧めの一冊です。

 

 

(2024、11、28読了)