『引き裂かれるアメリカ~トランプをめぐるZ世代の闘争』(及川順、集英社新書)という本を読んでいたら、ベトナムの、
「バインミー」
というフランスパンを使ったサンドイッチが紹介されていました。なんで、
「フランスパン」
を使っているかというと、
「ベトナムは、フランスの植民地だったから」
だそうです。つまり、料理にも、
「支配の歴史が残っている」
のですね。
国語辞典に載っているかな?と思って「三省堂国語辞典・第八版」を引くと、ちゃんと載っていました。
*「バインミー」(ベトナム)=フランスパンで作る、ベトナムのサンドイッチ。野菜・ハーブ・肉などをはさみ、ニョクマムで味付けする。
これは塩田雄大さんが提案・採用したのかな?ふだん「三国」は「作る」と漢字を使わずに、「つくる」と書くような気もしますが。
「明鏡国語辞典」「新明解国語辞典」「精選版日本国語大辞典」(電子辞書)「デジタル大辞泉」(電子辞書)「岩波国語辞典」「広辞苑」「現代国語例解辞典」「新選国語辞典」「三省堂現代新国語辞典」には載っていませんでしたが、「大辞林」には載っていました。
*「バインミー」=ベトナム風のサンドイッチ。バゲットに切り込みを入れてマリネにした野菜や肉類、パクチーなどを挟んだもの。
お、詳しいですね。「バゲット」「マリネ」が出て来ました。でも「三国」に出てきた「ニョクマム」は入っていませんね。
これから他の国語辞典も「バインミー」を載せてくるんでしょうね。
(2024、11、12)


