先日、会社の食堂で初めて目にしたメニューの名前が、
「タラモサラダ」
というものでした。調べてみると、
「ギリシャやトルコの代表的なオードブル(メゼ=前菜・軽食)」
で、
「タラコとジャガイモをオリーブオイルで混ぜたもの」
のようです。つまり、
「ポテトサラダの一種」
でしょうか。「タラコ」と「タラモ」、なんか似ていますけど、「タラモ」は、
「ギリシャ語で『魚卵』」
を意味するそうです。トルコ語では「タラマ」だそうです。
それらの国では「魚卵」は、
「塩漬けのコイやボラの卵」
を使うそうですが、日本では代用品として「タラコ」が使われて、その言葉の響きから、
「タラコ」+「ジャガイモ」→「タラモ」
と誤認されているとか。でも覚えやすいですよね!
これは載っているかな?と「三省堂国語辞典・第八版」を引くと…なんとしっかり載っていました!
*「タラモサラダ」=つぶしたジャガイモ・タラコに塩・コショウ・レモン汁などを混ぜて作ったギリシャ料理。タラモサラダ。タラモ。
とありました。さすが!料理関係も充実!
他の辞書を引いてみたら、なんと「大辞林」「広辞苑」には載っていましたが、「明鏡国語辞典」「新明解国語辞典」「岩波国語辞典」「精選版日本国語大辞典」「現代国語例解辞典」「新選国語辞典」「三省堂現代国語辞典」には載っていませんでした。
「タラバガニ」は載っていました。
「タラバガニ」と「タラモサラダ」は、合いそうな感じがします。
(2024、11、27)


