9659「タラモサラダ」

2024 . 11 . 27

9659

 

 

先日、会社の食堂で初めて目にしたメニューの名前が、

「タラモサラダ」

というものでした。調べてみると、

「ギリシャやトルコの代表的なオードブル(メゼ=前菜・軽食)」

で、

「タラコとジャガイモをオリーブオイルで混ぜたもの」

のようです。つまり、

「ポテトサラダの一種」

でしょうか。「タラコ」と「タラモ」、なんか似ていますけど、「タラモ」は、

「ギリシャ語で『魚卵』」

を意味するそうです。トルコ語では「タラマ」だそうです。

それらの国では「魚卵」は、

「塩漬けのコイやボラの卵」

を使うそうですが、日本では代用品として「タラコ」が使われて、その言葉の響きから、

「タラコ」+「ジャガイモ」→「タラモ」

と誤認されているとか。でも覚えやすいですよね!

これは載っているかな?と「三省堂国語辞典・第八版」を引くと…なんとしっかり載っていました!

*「タラモサラダ」=つぶしたジャガイモ・タラコに塩・コショウ・レモン汁などを混ぜて作ったギリシャ料理。タラモサラダ。タラモ。

とありました。さすが!料理関係も充実!

他の辞書を引いてみたら、なんと「大辞林」「広辞苑」には載っていましたが、「明鏡国語辞典」「新明解国語辞典」「岩波国語辞典」「精選版日本国語大辞典」「現代国語例解辞典」「新選国語辞典」「三省堂現代国語辞典」には載っていませんでした。

「タラバガニ」は載っていました。

「タラバガニ」と「タラモサラダ」は、合いそうな感じがします。

 

(2024、11、27)