9621「ヘイホー」

2024 . 10 . 29

9621

 

 

映画「2度目のはなればなれ」を見ました。大変良い映画でした。その中で、「アメリカ海軍の退役軍人」の90歳の主人公の妻が3回ほど、

「ヘイホー」

と言っていて、その字幕の日本語訳が、

「ラッキー」

と出ていました。この「ヘイホー」とは、いかなる英語なのか?調べてみました。

このサイトによると、

https://imi-nani.fenecilla.com/hey-ho/

「ヘイホー」は、

「Hey HO」「hey-ho」

と書き、

「うんざり・がっかり・驚き・喜び」

を表す語で、日本語では、

「ちぇっ!」「あーあ」「やったー」

などに相当すると記されていました。

また「オックスフォード英語辞典」によると、最初の使用例は、

「1471年」

のもので、

「船乗りたちが力仕事を行う際の掛け声として使われた」

のだそうです。

そうか!「船乗り」か!この映画の主人公の男性は、

「海軍の退役軍人」

なのです。その「奥さん」が、「ヘイホー」を使うのは、恐らく、

「元海軍軍人の夫が使っていた口癖(言葉)がうつった」

という設定なのではないのでしょうか?つまり、

「夫婦は大変仲が良い」

と考えられます。そんなところも、たぶん、英語の背景が分かる国の人達には伝わるセリフ回しなんだろうな、と思った次第です。

また、このサイトによると、音の響きがよく似た、

「heigh-ho」(ハイホー)

と混用されるようになり、「hey-ho」は、

「あくび・溜息・けだるさ・披露・失意」

の意味に使用した、

「1553年」

の用例があるそうです。

「ハイホー」

というと思い出すのは、

「白雪姫と七人の小人」

ですよね。あの「七人の小人」は、実は、

「ダイヤモンド鉱山」

で働いていたって、知っていましたか?私は、今回調べるまで知りませんでした。

勉強になるなあ。

 

(2024、10、29)