先日、合唱団の仲間が、仕事で長崎へ出張に行ったお土産で、
「長崎サブレ」
というお菓子をみんなに買って来てくれました。そのことをフェイスブックに、
「おみやげのクッキーを頂きました」
と書いたら、当人から、
「クッキーじゃない、サブレだよ。違いはわからんけど」
と書き込みが。えー、サブレもクッキーの一種じゃないの?でも詳しいことは分からないので調べてみました。ネット検索ではクッキー(?)の名店「ツマガリ」のサイトが出てきました。
https://www.tsumagari.co.jp/products/cookiestory/biscuit_sable_difference.html
それを要約すると、元々はイギリスの、
「ビスケット」
それがアメリカへ渡って、オランダ人が使っていた「小さいケーキ」という意味の、
「クッキー」
が使われるようになったと。つまり、
「イギリス・ヨーロッパ」=「ビスケット」
「アメリカ」=「クッキー」
ということです。
日本では、1971年に「全国ビスケット協会」が、
「クッキーとビスケットを区別する明確な基準」
を設けたそうです。それによると、
*「クッキー」=糖分・脂肪分が全体の40%以上で、手作り風の見た目のもの。
*「ビスケット」=これを満たさない場合
のようです。ちなみに「ビスケット」の語源は、
「2度焼いた」
という意味のラテン語、
「bis coctus」(ビス コクトゥス)」
とのこと。これは以前、聞いたことがある気がします。
では「サブレ」「サブレー」は?なんか、「フランス」っぽい響きですねえ。このサイトによると、
「フランスのサブレ・シュル・サルトという町に住んでいた侯爵夫人のレシピが元となり、フランス社交界で評判となって、そこから世界中に広まったと言われています。サクサクとした食感が砂に似ていることから、フランス語で『砂』を意味する『sable(サブル)』に由来するという説もあります。」
とのこと。
やっぱり「フランス」だ!
ということは、「フランス=ヨーロッパ」だから、「サブレ」は(「クッキー」の一種ではなく)、
「ビスケットの一種」
ということですかね。なんとなく、分かった気になりました。


