9602「ビスケットとクッキーとサブレはどう違う?」

2024 . 10 . 15

9602

 

 

先日、合唱団の仲間が、仕事で長崎へ出張に行ったお土産で、

「長崎サブレ」

というお菓子をみんなに買って来てくれました。そのことをフェイスブックに、

「おみやげのクッキーを頂きました」

と書いたら、当人から、

「クッキーじゃない、サブレだよ。違いはわからんけど」

と書き込みが。えー、サブレもクッキーの一種じゃないの?でも詳しいことは分からないので調べてみました。ネット検索ではクッキー(?)の名店「ツマガリ」のサイトが出てきました。

https://www.tsumagari.co.jp/products/cookiestory/biscuit_sable_difference.html

それを要約すると、元々はイギリスの、

「ビスケット」

それがアメリカへ渡って、オランダ人が使っていた「小さいケーキ」という意味の、

「クッキー」

が使われるようになったと。つまり、

「イギリス・ヨーロッパ」=「ビスケット」

「アメリカ」=「クッキー」

ということです。

日本では、1971年に「全国ビスケット協会」が、

「クッキーとビスケットを区別する明確な基準」

を設けたそうです。それによると、

*「クッキー」=糖分・脂肪分が全体の40%以上で、手作り風の見た目のもの。

*「ビスケット」=これを満たさない場合

のようです。ちなみに「ビスケット」の語源は、

「2度焼いた」

という意味のラテン語、

「bis coctus」(ビス コクトゥス)」

とのこと。これは以前、聞いたことがある気がします。

では「サブレ」「サブレー」は?なんか、「フランス」っぽい響きですねえ。このサイトによると、

「フランスのサブレ・シュル・サルトという町に住んでいた侯爵夫人のレシピが元となり、フランス社交界で評判となって、そこから世界中に広まったと言われています。サクサクとした食感が砂に似ていることから、フランス語で『砂』を意味する『sable(サブル)』に由来するという説もあります。」

とのこと。

やっぱり「フランス」だ!

ということは、「フランス=ヨーロッパ」だから、「サブレ」は(「クッキー」の一種ではなく)、

「ビスケットの一種」

ということですかね。なんとなく、分かった気になりました。

 

(2024、10、14)