<2011年12月2日に書きかけ、その後2013年2月26日に1行だけ書き足しています。その間に、2021年12月18日、神田沙也加さんは亡くなってしまいました。合掌。>
2011年12月1日、「NHK紅白歌合戦」に初出場が決まった、松田聖子さんの娘・神田沙也加さんが、
「自分が幼少の頃に、母が大晦日にパフォーマンスしていたのを見た」
と言っているのを聞いて、違和感がありました。
「自分に対して『幼少の頃』という言葉を使う」
というのには、以前から違和感があったのです。なんででしょうかね?
<2013年2月26日>
「幼少」がおかしく感じるのは、「文語」だからか?
<そして、2024年10月14日>
高橋秀実(ひでみね)著「ことばの番人」(集英社インターナショナル)を読んでいたら、こんな記述がありました。(20ページ)
『「幼少の頃」という言い方も然(しか)り、私もよく使うフレーズなのだが、「大辞林 第三版」(三省堂 二00六年)などは「幼少」について、こう記している。
自分のことについては用いず、偉人・貴人について用いる。
つまり「私が幼少の頃は」は間違い。校正者としては『幼少』に×(バツ)を入れて、「本来使えません」と指摘することができるが、今や誰であろうと「幼少」は使われるようになっており、誤用の域を脱しているので指摘すべきではない。現時点で普通か否かを判断するのが校正であり、となると校正者に求められるのは普通の人であることなのだ。』
あ、やっぱり、
「本来は、自分のことに『幼少』を使うのは間違い、というか、使わなかった」
ということですね。私の語感は間違っていなかった!
13年ぶりに、それが明らかになって、うれしいです。でも神田沙也加さんは、もう、いない・・・。


