10月11日の「ミヤネ屋」で、「焼き芋屋さん」から中継をしました。その際に、焼き芋を食べて、
「ほっこりする」
という言葉がテロップの発注で出て来ました。
「あったかくて、ホッとする」
というニュアンスですね。たしかに私たちは「ほっこり」を、
「ほっと安心する・落ち着く・癒される」
という意味で使いますが、京都など関西の一部地域の方言では、
「疲れた」「退屈した」「うんざりする」
という意味でも使われるというのを、以前「用語懇談会」で聞いた覚えがあります。
来年3月に出る予定の「放送で気になる言葉2025」の原稿を確認したら、やはりそのことが書かれていて、視聴者に誤解を与える可能性があるので、
「慎重に使用したい」
とまとめていました。
そこで、この日は「ほっこり」をやめて、
「ホッ」
にして放送しました。ホッ。
(2024、10、15)



(追記)
けさ(10月16日)の日本テレビ「DayDay」で、新潟・上越市立水族博物館の、
「ゴマフアザラシ」(=ゴマちゃん)
の水槽の前に「ハト」がやってきて、お互い不思議そうに眺めている映像が流れました。
そこに出たサイドスーパー(テロップ)は、
「動物たちの『ほっこり交流』」
というものでした。
「ほっこり」、使われていますね・・・。
(2024、10、16)