9572「負託と付託」

2024 . 9 . 26

9572

 

 

兵庫県知事を巡る一連の騒動のニュースで、

「ふたく」

という言葉が出て来ました。この「ふたく」という言葉には、

「負託」と「付託」

の2種類があります。これは、

「県民の負託を受けて」

「委員会に付託された議案」

というように使い分けます。今回のように、選挙によって選ばれた知事や議員が使う「ふたく」は、

○「県民の負託を頂きました」

なのですね。そしてその「知事の不信任決議案」に関しては、

○「委員会に付託された議案」

となります。つまり今回は、

「県民の『負託』を受けた知事の不信任決議案を『付託』された委員会」

という事態だったわけです。

「受ける」のが「負託」

「される」のが「付託」

ですね。

 

(2024、9、25)