「2024読書日記069」に書いた、
『久米宏です。~ニュースステーションはザ・ベストテンだった』(久米宏、朝日文庫)
を読んでいたら、
「ほにゃらら」
という言葉を作りだしたのは「久米宏」であると出て来ました。
人気クイズ番組「ぴったしカン・カン」(1975年~1986年)の中で、問題文を読む際に、
「このとき思わず“ほにゃらら”と叫んでしまいました。なんと叫んだのでしょうか?」
と正解を隠すために使った、
「ほにゃらら」
という言葉が、その後、広く使われるようになったとご本人が書いています。(73ページ)
そしてその「本当の起源」は、
「ラジオの投稿者が匿名希望のとき、本人だけには伝わるよう、久米宏を『ふめほろし』と言うように、『ほにゃらへにゃら』といったのが始まりだった。」
とのことです。へー、知らなかった!
念のため「三省堂国語辞典・第八版」を引くと・・・載っていました!
*「ほにゃらら(ホニャララ)」=(俗)ことばをぼかすときや、伏せられた文字を読むときなどに使うことば。何々。(例)「ほにゃららパーセント」【一九七0年代、テレビのクイズ番組「ぴったしカン・カン」から出たことば】
おお、しっかり、その起源まで記されていました!
「ほにゃらら」と並んで「伏せ字」部分を表現する有名な言葉に、
「チョメチョメ」
がありますよね。これは、
「山城新伍さんの造語」
ですね。これもクイズ番組「アイアイゲーム」(1979年~1985年)の中で伏せ字を表す言葉として使われました。
最近では、宮藤官九郎さん作のテレビドラマ「不適切にもほどがある」の中で使われて「リバイバルヒット」した形です。しかし「チョメチョメ」は「三省堂国語辞典・第八版」には載っていませんでした。
さて、これらは「英語」では、どう言うのでしょうか?調べてみました。
まず「ほにゃらら」は、
「blah-blah-blah」
「bla-bla-bla」(かくかくしかじか・ホニャララ)
それよりは、
「something something」
のほうが「良い」という人も、いるようですね。
「bla-bla-bla」
は、「わかったわかった」「またそれか」のように「否定的な感じ」なのだそうです。
一方「チョメチョメ」は、
「blankety-blank」
「bleep」
「yada yada」
で、意味は、
「うんたらかんたら」「どうたらこうたら」「チョメチョメ」「うんたら」「どうたら」
だそうです。
所が変わっても、同じような言い回しはあるんですね!


