9488「ほにゃららとチョメチョメ」

2024 . 7 . 11

9488

 

 

「2024読書日記069」に書いた、

『久米宏です。~ニュースステーションはザ・ベストテンだった』(久米宏、朝日文庫)

を読んでいたら、

「ほにゃらら」

という言葉を作りだしたのは「久米宏」であると出て来ました。

人気クイズ番組「ぴったしカン・カン」(1975年~1986年)の中で、問題文を読む際に、

「このとき思わず“ほにゃらら”と叫んでしまいました。なんと叫んだのでしょうか?」

と正解を隠すために使った、

「ほにゃらら」

という言葉が、その後、広く使われるようになったとご本人が書いています。(73ページ)

そしてその「本当の起源」は、

「ラジオの投稿者が匿名希望のとき、本人だけには伝わるよう、久米宏を『ふめほろし』と言うように、『ほにゃらへにゃら』といったのが始まりだった。」

とのことです。へー、知らなかった!

念のため「三省堂国語辞典・第八版」を引くと・・・載っていました!

*「ほにゃらら(ホニャララ)」=(俗)ことばをぼかすときや、伏せられた文字を読むときなどに使うことば。何々。(例)「ほにゃららパーセント」【一九七0年代、テレビのクイズ番組「ぴったしカン・カン」から出たことば】

おお、しっかり、その起源まで記されていました!

「ほにゃらら」と並んで「伏せ字」部分を表現する有名な言葉に、

「チョメチョメ」

がありますよね。これは、

「山城新伍さんの造語」

ですね。これもクイズ番組「アイアイゲーム」(1979年~1985年)の中で伏せ字を表す言葉として使われました。

最近では、宮藤官九郎さん作のテレビドラマ「不適切にもほどがある」の中で使われて「リバイバルヒット」した形です。しかし「チョメチョメ」は「三省堂国語辞典・第八版」には載っていませんでした。

さて、これらは「英語」では、どう言うのでしょうか?調べてみました。

まず「ほにゃらら」は、

「blah-blah-blah」

「bla-bla-bla」(かくかくしかじか・ホニャララ)

それよりは、

「something something」

のほうが「良い」という人も、いるようですね。

「bla-bla-bla」

は、「わかったわかった」「またそれか」のように「否定的な感じ」なのだそうです。

一方「チョメチョメ」は、

「blankety-blank」

「bleep」

「yada yada」

で、意味は、

「うんたらかんたら」「どうたらこうたら」「チョメチョメ」「うんたら」「どうたら」

だそうです。

所が変わっても、同じような言い回しはあるんですね!

 

(2024、7、11)