「白エビ」
これをどう読むか?具体的には、
「シロエビ」か?「シラエビ」か?
という問題です。
「横浜丸魚株式会社」という会社のサイトを見ると、
富山県の産地(?)では、
「シロエビ」
と呼んでいるが、それは「標準和名」では、
「シラエビ」
なのだそうです。標準和名の「シロエビ」とは全く別の種類だと言います。
さらに地域によっては、
「別の小型のエビを『シラエビ』または『シロエビ』と呼ぶこともあって混同しやすいので、注意が必要」
なのだそうです・・・。うーん、これじゃよく分からんじゃない!
一つ分かったのは、
「ややこしい」
ということでした。そこで、「富山湾の白エビ」で検索して出て来た「越中とやま食の王国」というサイトを見たら、
「シロエビ」
と書かれていました。
そして、富山県漁業協同組合連合会」「新湊漁業協同組合」「とやま市漁業協同組合」が、
「富山湾のシロエビ」
としてブランド化に取り組んでいるそうです。ということで、「富山」のものに関しては、
「シロエビ」
と呼ぶのが正しいようですね、「標準和名」は別にして。
「白」を「シロ」と読むか「シラ」と読むかに関して似たようなものでは、
「白魚」
がありますね。つまり、
「シラウオ」か?「シロウオ」か?
これは割とはっきりしていて、「三省堂国語辞典・第八版」によると、
*「しらうお(白魚)」=春先に河口でとれる小形のほっそりとしたさかなの名。身はなかばすきとおり、味はあっさりしている。(例)しらうおのような指
*「しろうお(素魚・白魚)」=ハゼの一種。春先にとれる。シラウオに似てそれより小さい。「おどり食い」で知られる。
なるほど!「指」は「シラウオ」のようで、「おどり食い」は「シロウオ」。「シロウオ」は「素人」の「素」を使って「素魚」と書くと。これだと発音も間違いにくいですね!


