栃木県・那須町で、東京・上野の飲食店経営者夫婦の、
「焼かれた遺体」
が見つかった事件ですが、死因は、
「頸部圧迫の『窒息死』」
だったそうです。この事件の報道で当初、
「焼死体」
という言葉が見受けられましたが、それには違和感が。というのは「焼死体」というのは、
「死因が『焼死』の遺体」
のことです。この場合、死因は「窒息死」ということですからその理屈から言うと「焼死体」はおかしいわけです。その後「焼死体」という表記は見られなくなり、
「焼かれた遺体」
と少し長いですが、正確な表現になりました。
亡くなった後に焼かれたのが「焼死体」なら、
「火葬された遺体は、全て『焼死体』になってしまう」
のではないでしょうか。
そして「殺された遺体の場合」は「死因」に「殺」という字がついて、
「撲殺体、絞殺体、射殺体」
のようになりますね。全部「3文字」で「○死体」「○殺体」だな(「○」部分が「死因」を示しているのか)。だから「窒息死体」「窒息殺体」という「4文字」のものはないのかな?
「焼死体、溺死体、礫死体」
というのは、
「『殺人』とは限らない」
です、「事故」とかもあるし。また、
「溺死させられた」
ことによる「溺死体」は、「死因」は「溺死」でも、「行為」は「殺人」になりますね。
「絞殺体」と「撲殺体」は文字通り「殺人」によるものですね。
なんだか物騒な話になってしまいました・・・。
(2024、5、16)


