ことしの中川さんの1冊目の本。
このところ「500ページを超える本」が続いたので、この本は「423ページ」だが、なんだか「薄く」感じる。相対的にですが。
「第一次マンガ革命」は「手塚治虫」を取り巻く「トキワ荘」のマンガ家たち、それと被る人もいるが、おおむねそれに続く戦後の「マンガ」の歴史。
「第二次マンガ革命」の軸となる漫画家は、手塚を含む「7人」。
「水木しげる」「手塚治虫」「白戸三平」「さいとう・たかを」「永島慎二」「つげ義春」「石森章太郎」だ。
しかし、それに関連する漫画家や「貸本マンガ」の出版社(の経営者)なども出てくるので、「群像劇」である。それを把握するためにたくさんの図表もあるが、それがあっても「ややこしい」ぐらい、知らない人がいっぱい出てくる。
「そんな時代が、戦後の昭和にあったのだ」
と知ることができる。
私は、この7人の中では「永島慎二」をよく知らない。あとは、多少は知っている。(読んだことがある)そして、この本で私が「リアルタイム」に思い出せるのは、「序章」から「終章」まで「11」ある章の最後から2つ目の「九章」から後である。
(2024、4、3読了)


