9376「発雷確率」

2024 . 4 . 17

9376

 

 

4月17日の日本テレビ「ZIP!」のお天気コーナーで、

「東京の今日の発雷確率40%」

と言って、その文字が出ていました。この、

「発雷」

を「ハツライ」と読んでいましたが、初めて聞いた言葉でした。もちろん意味は分かりますが。「三省堂国語辞典・第八版」を引くとなんと載っていました!

*「発雷」=(天)かみなりが発生すること。(例)発雷確率。

シンプル!シンプル・イズ・ベスト!!

「新明解国語辞典・第八版」にも載っていました。

*「発雷」=雲の中で電気が発生して雷となること。(例)発雷確率。

「新選国語辞典・第十版」も載せていました。

*「発雷」=雲の中でかみなりが発生すること。(例)発雷確率。

「三省堂現代新国語辞典・第六版」もありました。

*「発雷」=かみなりが発生すること。(例)初雷予報。

お、これだけ用例が違いますね。

「大辞林・第四版」にも載っていました。

*「発雷」=雷雲内で雷が発生すること。落雷を含む場合もある。(例)「突然、発雷した」「発雷確率」。

これが一番詳しいですね。

なお、「明鏡国語辞典・第三版」「岩波国語辞典・第八版」「現代国語例解辞典・第五版」「広辞苑・第七版」には載っていませんでした。「広辞苑」は「初雷(はつらい)」は載っていましたが。新しい言葉なのでしょうか。

グーグル検索では(4月17日)

*「発雷」=9万8300件

でした。気象庁や電力会社のサイトに出て来ていました。気象情報での専門用語が、雷の頻度の増加によって、一般化してきているということかもしれませんね。

 

(2024、4、17)