4月17日の日本テレビ「ZIP!」のお天気コーナーで、
「東京の今日の発雷確率40%」
と言って、その文字が出ていました。この、
「発雷」
を「ハツライ」と読んでいましたが、初めて聞いた言葉でした。もちろん意味は分かりますが。「三省堂国語辞典・第八版」を引くとなんと載っていました!
*「発雷」=(天)かみなりが発生すること。(例)発雷確率。
シンプル!シンプル・イズ・ベスト!!
「新明解国語辞典・第八版」にも載っていました。
*「発雷」=雲の中で電気が発生して雷となること。(例)発雷確率。
「新選国語辞典・第十版」も載せていました。
*「発雷」=雲の中でかみなりが発生すること。(例)発雷確率。
「三省堂現代新国語辞典・第六版」もありました。
*「発雷」=かみなりが発生すること。(例)初雷予報。
お、これだけ用例が違いますね。
「大辞林・第四版」にも載っていました。
*「発雷」=雷雲内で雷が発生すること。落雷を含む場合もある。(例)「突然、発雷した」「発雷確率」。
これが一番詳しいですね。
なお、「明鏡国語辞典・第三版」「岩波国語辞典・第八版」「現代国語例解辞典・第五版」「広辞苑・第七版」には載っていませんでした。「広辞苑」は「初雷(はつらい)」は載っていましたが。新しい言葉なのでしょうか。
グーグル検索では(4月17日)
*「発雷」=9万8300件
でした。気象庁や電力会社のサイトに出て来ていました。気象情報での専門用語が、雷の頻度の増加によって、一般化してきているということかもしれませんね。
(2024、4、17)


