『マンガで読み解く愛媛の方言 愛媛ことば図鑑』(土井中照、アトラズ地域文化新書:2005、8、1第1刷・2007、4、25第2刷・2013、7、1第3刷)

2024 . 4 . 2

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先々週、愛媛・松山市の南海放送に、放送用語の研修会の講師として出張しました。その帰りに松山の本屋さんに寄って、「松山ならでは」の本を3冊買ってきました。「愛媛方言」に関する本です。そのうちの1冊がこの本。マンガ・イラストも多く読みやすい。

愛媛の言葉は、県を3つの地域に分けると、「東予・中予・南予」(「予=伊予」ですね)となり、それぞれ少しずつ言葉が違うというのが大前提ですが、全体的には、「母音が違う」けれども「関西弁の言葉と同じものが多い」ように感じました。だから、今現在関西に住んでいて使っていない言葉ではあるけれど意味は分かるという言葉が多かった気がしました。「伊予の建て倒れ」「延喜の松山まいり」「伊予のともばり」など、愛媛独特の「ことわざ」もあって、面白いなあと思いました。

著者の「土井中照」さん、このペンネ―ムは、「ど田舎 照らす」といういみなんでしょうねえ。

 

 

(2024、3、30読了)