9381「棚畑」

2024 . 4 . 23

9381

 

 

「棚田」

というと、「千枚田」のように、

「田んぼが段々の山の斜面に作られて扇状に広がっている農村風景」

を思い浮かべますが、きのう(4月16日)の「産経新聞・夕刊」で、

「棚畑」

という言葉を初めて目にしました。何と読むんでしょうか?

「たなばた」?「たなはた」?「たなばたけ」?

「たなばた」だと、どうしても、

「七夕」

を連想し、「たなはた」と清音でも、

「焼き畑(はた)農業」

を連想するから、ここは「畑」ということを主張して、

「たなばたけ」

ですかね?「花畑」みたいですが。

「三省堂国語辞典・第八版」にも、「七夕」と「棚ぼた」は載っていましたが、「棚畑」は載っていませんでした。

グーグル検索では(4月19日)

「棚畑」=8万5000件

でした。そんなに多くはありませんね。検索で出て来たものの中には、

・「白木平石積の棚畑(しらきひらいしづみの たなはた)」=鹿児島県出水郡長島町

・「棚畑(タナバタ)」山の傾斜面に沿って畑面の配分が階段をなしているもの。別名・段畑(だんばた)」=Weblio辞書「歴史民俗用語辞典」

・「棚畑(たなはたけ)」=大阪府交野市の里山のサイト

フーム、やはり読み方は「一定していない」みたいですね。普通は、こういう畑は、

「段々畑」

って言いますものね。

「段々畑」     =32万9000件

「段畑(だんばた)」=  5万7200件

でした。

 

(2024、4、19)