直木賞作家・佐々木譲の「笑う警官」に始まる「道警・大通警察署シリーズ」の第11弾に当たるそうだ。巻末の写真による一覧に従うと、
1、 笑う警官
2、 警察庁から来た男
3、 警官の紋章
4、 巡査の休日
5、 密売人
6、 人質
7、 憂いなき街
8、 真夏の雷管
9、 雪に撃つ
10、樹林の罠
11、警官の酒場
だそうだ。こうやって見ると、8冊目の「真夏の雷管」までは読んだと思うが、それ以降(9・10)は読んでいないと思う。ちょっと間の作品を飛ばして読んでしまったので、物語に入りにくかったが、読んで行くうちにうっすらと記憶が戻って来た。今後、まだ読んでいない分を読もうかなと思った。
表記で気になったのは、
「被害届」と「被害届け」
という、送り仮名「け」が「ある」のと「ない」のが混在していたこと。これは「送り仮名なし」の「被害届」が正しいです。ちょっとチェックがなあ…。
あと、分からない言葉が、
「掛け矢」
辞書(「三省堂国語辞典・第八版」)を引くと、
「大形のきづち」
だそうです。初めて聞いた言葉です。「矢」じゃないのか!
そして、意味は分かるが、あまり見かけない言葉が、
「確言」
でした。これも辞書を引くと、
「はっきり言うこと。はっきりしたことば。」
と載っていました。
(2024、4、15読了)


