『警官の酒場』(佐々木譲、角川春樹事務所:2024、2、8)

2024 . 4 . 24

2024_039

 

 

直木賞作家・佐々木譲の「笑う警官」に始まる「道警・大通警察署シリーズ」の第11弾に当たるそうだ。巻末の写真による一覧に従うと、

1、 笑う警官

2、 警察庁から来た男

3、 警官の紋章

4、 巡査の休日

5、 密売人

6、 人質

7、 憂いなき街

8、 真夏の雷管

9、 雪に撃つ

10、樹林の罠

11、警官の酒場

だそうだ。こうやって見ると、8冊目の「真夏の雷管」までは読んだと思うが、それ以降(9・10)は読んでいないと思う。ちょっと間の作品を飛ばして読んでしまったので、物語に入りにくかったが、読んで行くうちにうっすらと記憶が戻って来た。今後、まだ読んでいない分を読もうかなと思った。

表記で気になったのは、

「被害届」と「被害届け」

という、送り仮名「け」が「ある」のと「ない」のが混在していたこと。これは「送り仮名なし」の「被害届」が正しいです。ちょっとチェックがなあ…。

あと、分からない言葉が、

「掛け矢」

辞書(「三省堂国語辞典・第八版」)を引くと、

「大形のきづち」

だそうです。初めて聞いた言葉です。「矢」じゃないのか!

そして、意味は分かるが、あまり見かけない言葉が、

「確言」

でした。これも辞書を引くと、

「はっきり言うこと。はっきりしたことば。」

と載っていました。

 

 

(2024、4、15読了)