神戸・須磨の高校生いじめ自殺事件で、
「使いばしり」
という言葉が出て来ました。それを見て、
「『使いっぱしり』ではないのか?」
と思いました。「日本国語大辞典」を引くと、見出しは、
「つかいはしり」
で、語釈の中に、
「つかいばしり、つかいっぱしりとも」
と書かれていました。
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と、ここまで「2007年10月15日」に書きかけて、「17年」にわたってほったらかしでした。
そしてきょう「2024年3月7日」、このタイトルを見て思い付いたのです。
「『使いっぱしり』という『促音(半濁音)』は、『使いばしり』という連濁形の強調形なのだ!」
と。
そもそもは「使う」+「走る」=「使い走る」という複合語の連用形「使い走り」の「名詞化」ですよね。その際に最初は「清音」で、
「つかいはしり」
次に「一語」として認められると「連濁」して、
「つかいばしり」
となり、その役目を、
「強調する=よく使う=軽んじる」
と「促音化」して、
「つかいっぱしり」
となる。さらに俗語では、「前項要素」を省略して、
「パシリ」
となったんだ。
どうでしょうか?この、17年たって思い付いた解釈は?
(2024、3、7)


