『パラサイト離婚社会』(山田昌弘、朝日新書:2024、2、28)

2024 . 3 . 18

2024_025

 

 

「パラサイトシングル」で「寄生する独身者」を書いた著者が、今度は「寄生する離婚社会」?もう一つピンと来ないが。

「3組に1組が離婚する」

「60歳の3分の1が、パートナーがいない」

「男性の生涯未婚率が3割に達する」

こういった現実から見えてくる「結婚・未婚・離婚」の将来は?ということを考えて行くのが本書のテーマだ。

「生涯未婚率」の急上昇は、やはり「非正規雇用を進めたこと」が原因のようである。つまり「小泉改革の20年後の未来」が、現在、示されているようなことを招いたともいえる。

「失われた30年」の分析をしっかりして、「取り戻す」ことが必要なのである。

あれ?トランプみたいなこと、言っているような…。

 

 

(2024、3、9読了)