2月13日の「ミヤネ屋」で気象予報士の蓬莱大介さんが、
「上着が手放せる暖かさ」
と言っているのを耳にして、違和感がありました。
「上着を手放せない寒さ」
という言い方はありますが、「逆」の言い方はないですよね。それを言うなら、
「上着が要らない暖かさ」
というのが自然ですね。
そう思っていたら、同じく用語委員を務める三浦隆志・元アナウンサーから、
「さっき他局で、新人らしい男性アナウンサーが『暖かいです。スーツ1枚で十分です』と言っていたが、あれは『上着1枚』ではないか」
と言ってきました。その通りですね。その新人さんは、
「スーツ」=「上着」
と思っていたのでしょうか?
「スーツの上着1枚」
ならいいですけど、それよりは
「ジャケット1枚」「コートは要らない暖かさ」
のほうが妥当ではないでしょうか。「ジャケット」と「スーツ」は別物ですね。
そもそも、なぜ「スーツ」と言うかを、知らないのでしょう。
何事も勉強ですね。
(2024、2、16)


