2月21日朝の日本テレビ「ZIP!」を見ていたら、
「スペパ」
という言葉が出て来ました。これまでの、
「コスパ」=コストパフォーマンス
「タイパ」=タイムパフォーマンス
から想像するに、
「スペパ」=スペースパフォーマンス
かな?と思って見ていたら、コメントでの説明はなかったものの、テロップで、
「スペースパフォーマンス」
と出て来ました。やっぱり!当たり!
ちなみに若い女性スタッフに、
「『スペパ』って言葉、どんな意味かわかる?」
と聞いたところ、
「さあ・・・『スペックパフォーマンス』ですか?」
と言われました。どういう意味なんだろ?
ここで気付きました。
あ、そうか。これまでは、
「省エネ」
のような「省力化」を「省」で表し、その後に、
「何(○○)を省くか」
を示す、
「省○○」
という言葉が使われてきました。
それが「コスパ」以降は、「省」に代わる言葉として、
「パフォーマンス」
という英語のカタカナ語が導入されて、でも「7文字」と長いので、
「『パ』1文字」
に省略されて、
「何(○○)のパフォーマンスがいいのか」
を、「○○」で、前に付けて、
「○○パ」
という形が広がっていると、考えられますね。
あ、「パフォーマンス」を「パ」と「省略」するのは、
「文字パ」
が良くて、結局、
「スペパ」
が良いのか。
グーグル検索では(2月21日)
「コスパ」=1億4700万0000件
「タイパ」= 444万0000件
「スペパ」= 2万2800件
で圧倒的に「コスパ」は使われていますね。「タイパ」も広まったとは言え、
「『コスパ』の30分の1以下」
です。これからですね。
そして「スペパ」は「わずか2万件」ちょっと。新しい言葉なんでしょうね。これから広まるかな?意味の解説をネットで見たら、
「スペパとは『スペース・パフォーマンス』の略で、限られたスペースを有効活用する家電やサービスのことです。スペパは、狭小住宅に住む方や一人暮らし生活の利便性を高め、より快適に暮らすための新しい選択肢です。」
とありました。使われ方としては、
「スペパ家電」「スペパ文具」
などがあるようです。
去年(2023年6月16日)の記事によると「スポペースパフォーマンス」は、
「空間対効果」
と訳される言葉だそうです。元々あった言葉なのか。
略さない言葉としての出現回数は、
「コストパフォーマンス」 =3750万0000件
「タイムパフォーマンス」 = 23万3000件
「スペースパフォーマンス」= 2万6100件
でした。いまや「コストパフォーマンス」と略さずに使う言葉の「4倍」ぐらい、
「省略形の『コスパ』が使われている」
んだな。
それに対して「スペパ」は、「略語」と「略さない語」の出現回数が、
「ほぼ同じ」
ってことは、やはり、
「まだ、新しい省略語(それほど使われていない・知られていない省略語)」
だと考えられますね。


