2月13日の夕方の日本テレビ「enews every.」を見ていたら、アメリカ大統領選に向けてバイデン大統領が「TikTok」を始めたというニュースを伝えていました。バイデン陣営はこれまで、
「TikTokは中国資本なので情報漏洩の恐れがあり、公的な情報を流す時に使わないようにしてきた」
のですが、若い有権者にアピールするために使い始めたとのこと。
これに対して周囲からは、
「2重基準ではないか?」
という声が上がっていると伝えていました。この、
「2重基準」
って、日本語としては耳慣れない感じがします。英語直訳のカタカナ語としては、
「ダブルスタンダ―ド」
というのがあり、そちらの方が私は耳慣れています。
「三省堂国語辞典・第八版」にも「二重基準」は見出し語でありませんが、「ダブルスタンダード」は見出しで載っていて、その語釈の中に「二重基準」とありました。
グーグル検索では(2月13日)
「二重基準」 = 7万9400件
「ダブルスタンダード」=332万件
でした。圧倒的です。
これ(「二重基準」)を、そのまま出すのか?と言うと「ミヤネ屋」ならば恐らく、
「ダブルスタンダ―ド(二重基準)」
というような「訳語」として「二重基準」を使うと思います。その際は、
「漢数字で二重」
戸さうると思います。それは「3重基準」「4重基準」「5重基準」・・・は「ない」のと、
「相反する基準を出すのが『二重基準』」
なので、個々の数字が変わることは考えられない、
「特定の数字」
だからです。
ジョージ・オーウェルの「1984年」に出てくる「ニュースピーク」(新しい言葉)では、
「ダブルシンク(二重思考)」
という言葉がありましたね。
(2024、2、13)


