9254「誰しもが」

2024 . 1 . 12

9254

 

 

1月12日の「ミヤネ屋」のパネルをチェックしていたら、こういう言葉が出てきました。

「誰しもが」

これにちょっと引っかかりました。これは、

「誰しも」

かあるいは、

「誰もが」

のどちらかではないか?その「混交表現」として出て来た間違いではないか?と思ったのです。

「三省堂国語辞典」を引くと、

「誰しも」

は見出しで載っていましたが、「誰しもが」は載っていませんでした。

そりゃ、そうだよね。

でもこういった「語感」を磨くのはどうすればいいんだろう?

結局、たくさん読んで、たくさん書くしかないと思うけど、

「何を読むか」

にもよるのかなあ…。

グーグル検索では(1月12日)

「誰しも」 =1830万件

「誰もが」 =7440万件

「誰しもが」= 614万件

でした。

「1桁少ない」とはいえ、結構「誰しもが」もありますね、ネットだと。

そのトップに出て来たのは「2011年」に書かれた「ヤフー知恵袋」への質問で、

「『誰しも』と『誰もが』は、ほぼ同じ意味だと思うが、最近よく『誰しもが』と言うのを耳にするが、これは正しいのか?」

というものでした。そうそう、私もそれが言いたかった!

それに対する「ベストアンサー」は、

「『誰しもが』は誤った日本語ではないでしょうか。」

で始まる文章でした。こういうのを見ると、ほっとします。

しかしもう、この言葉が出て来てから、10年以上経っているんですねえ・・・。

 

(2024、1、12)