年明けに訃報(2023年12月30日逝去)が伝えられた歌手の、
「八代亜紀さん」
のヒット曲の一つに、
「愛の終着駅」
という曲があります。その歌詞の中に、
「寒い夜汽車で 膝たてながら」
という一節がありました。「1977年」の曲です。それを見て思いました。
「『夜汽車』という言葉が織り込まれた曲は、『昭和』だよな。いつから『(夜)汽車』はなくなったのだろうか?」
と。思えば昭和のヒット曲で「夜汽車」「汽車」を思い付くのは、
*はしだのりひことシューベルツ「花嫁」(1971年)=花嫁は夜汽車に乗って嫁いでゆくの
*チューリップ「心の旅」(1973年)=ああ あしたの今頃は 僕は汽車の中
*イルカ「なごり雪」(1975年)=汽車を待つ君の横で僕は
がありますね。
「汽車」は出て来ないけど、「タイトル」を見ると「汽車」を連想させる曲には、
石橋正次「夜明けの停車場」(1972年)
もあります。見事に全部、
「1970年代」
ではないですか!「昭和」でいうと、
「昭和46年~52年」
ですね。八代さんの「愛の終着駅」は、まだ新しいというか、
「最後の夜汽車」
かもしれません。
「夜汽車・歌詞」で検索してみたら、
欧陽菲菲「夜汽車」(1972年)=希望という名の 夜汽車にゆられ
五木ひろし「夜汽車の女」(1972年)=男と別れた夜汽車の女
風「夜汽車は南へ」(1977年)=愁いを残して 夜汽車は南へ走る
北島三郎「夜汽車」(1989年)=ああ 夜汽車よ急げ!
がありました。八代亜紀さんが「最終列車(夜汽車)」ではなかったようです。
それにしても、もう、「夜汽車」はないのかなあ…。
「夜汽車」→「夜行列車」も、もうほとんど、ないだろうしなあ。
(2024、1、11)


