9250「夜汽車」

2024 . 1 . 12

9250

 

 

年明けに訃報(2023年12月30日逝去)が伝えられた歌手の、

「八代亜紀さん」

のヒット曲の一つに、

「愛の終着駅」

という曲があります。その歌詞の中に、

「寒い夜汽車で 膝たてながら」

という一節がありました。「1977年」の曲です。それを見て思いました。

「『夜汽車』という言葉が織り込まれた曲は、『昭和』だよな。いつから『(夜)汽車』はなくなったのだろうか?」

と。思えば昭和のヒット曲で「夜汽車」「汽車」を思い付くのは、

*はしだのりひことシューベルツ「花嫁」(1971年)=花嫁は夜汽車に乗って嫁いでゆくの

*チューリップ「心の旅」(1973年)=ああ あしたの今頃は 僕は汽車の中

*イルカ「なごり雪」(1975年)=汽車を待つ君の横で僕は

がありますね。

「汽車」は出て来ないけど、「タイトル」を見ると「汽車」を連想させる曲には、

石橋正次「夜明けの停車場」(1972年)

もあります。見事に全部、

「1970年代」

ではないですか!「昭和」でいうと、

「昭和46年~52年」

ですね。八代さんの「愛の終着駅」は、まだ新しいというか、

「最後の夜汽車」

かもしれません。

「夜汽車・歌詞」で検索してみたら、

欧陽菲菲「夜汽車」(1972年)=希望という名の 夜汽車にゆられ

五木ひろし「夜汽車の女」(1972年)=男と別れた夜汽車の女

風「夜汽車は南へ」(1977年)=愁いを残して 夜汽車は南へ走る

北島三郎「夜汽車」(1989年)=ああ 夜汽車よ急げ!

がありました。八代亜紀さんが「最終列車(夜汽車)」ではなかったようです。

それにしても、もう、「夜汽車」はないのかなあ…。

「夜汽車」→「夜行列車」も、もうほとんど、ないだろうしなあ。

 

(2024、1、11)