パレスチナとイスラエルの「戦争」が起きているこの時期だから、昔買って「読みさし」になっていたこの本を読んでみようと。読みかけのまま「20年」が経っていた…。帯には、
「緊急出版!保母さんが歩いた悲劇の現場」
この「保母さん」という表現に、「時代」を感じます。また現地でこの「保母さん」が頼りにしたフォトジャーナリストで、帯に「推薦文」書いているのが「広河隆一」さん・・・これも「時代」を感じますが。
文章は「です・ます」体で、お世辞にも上手いとは言えず、読みにくい。
「見たい」というだけで、こんなに「ぶらり」と現地に行ってしまっていいのか?という疑問さえ湧いてしまいます。
でも実は「2023年現在の悲劇」と同じことが、すでに「20年前」にも行われていた。現在はその「再現」であると。本当に悲しいことだけれど、
「悲劇は繰り返される」
のだということが、これを読むと分かりました。
(2023、12、13)


