UQUEEN(UQ WiMAX)のCМ「Wi-Fi開通式」で、
「コンセントさすだけ」
という表現が。これは、
「コンセントにさすだけ」
あるいは、
「コンセントをさすだけ」
という一文の「に」「を」という助詞が省略されています。
「に」が入れば「コンセント」は、
「さされる側の物」
ですが、「に」が入らなければ、
「さす側の物」
になります。また「を」が入れば「コンセント」は逆に、
「さす側の物」
ですが、「を」が入らなければ、
「さされる側の物」
になります。
厳密にいうと、
「さす側 =プラグ」
「さされる側=コンセント」
なのですが、世の中一般には「さす側」も「さされる側」も、
「コンセント」
と言って、誤解がありません。さした瞬間に、「プラグとコンセント」は「一体化する」からではないでしょうか?
これは、
「鍵と錠」
の関係に似ていますね。これも、
「さす側 =鍵」
「さされる側=錠」
で、「鍵」を指して回すことは、
「錠をかける」
なのですが、一般的にはそう言わずに、
「鍵をかける」
って言いますからね。
こういう「一体の関係の言葉」は、他にも、たぶん、あるのではないでしょうか?
(2023、12、20)


