お昼前に「ミヤネ屋」のテロップのチェックをしていたら、黒木アナウンサーが、
「今、お忙しいですか?」
と近付いてきたので、
「まだ大丈夫だけど」
と答えると、
「『多い』の名詞形の『多さ』のアクセントは、『オ\―サ』でしょうか?それとも『オ/ーサ』でしょうか?アクセント辞典に載っていないんです。」
と聞いてきました。
「多い(オーイ)」
のアクセントは、
「オ/ー\イ」
だと思っていたので、それに従って、
「オ\ーサ」
じゃないの?と答えたら黒木アナは、
「『多い』のアクセントは『オ\ーイ』が最初に載っていますよ」
と。それで『NHK日本語発音アクセント新辞典』を引いてみたら、
「オ\ーイ」(「オ/ー\イ」)
と「オ\ーイ」が先で「オ/ー\イ」は( )内で「許容」になっていました。
そうなの!知らなかった!
そして「“紙”(本)のアクセント新辞典」には「多い」の「活用系のアクセント」も載っていて、それによると、
「オ\ーイ」「オ\ーカッタ」「オ\ーク」「オ\ークテ」「オ\ーケレバ」
と、全部「オ\」という「頭高アクセント」だったので、「多い」の名詞形「多さ」も
「オ\ーサ」
であろうという結論に達したのでした。
ちなみに「オオサ」は、見出し語としては載っていませんでした。
(2023、11、27)


