<2015年8月13日に「タイトルだけ」書いていました>
2015年当時、大阪府知事か市長か忘れましたがそんな人が、よく口癖のように、
「ゼロベースで」
と言っていた気がします。
「これまでやり方を全部やめて、最初からやり直す」
という意味合いで使われていました。しかしそれって、
「これまでの計画は『白紙撤回』」
と、普通は言うのではないか?なんか、
「ゼロベース」
って新しい言葉でごまかされているような感じがしたのです。
というのも「白紙撤回」って、何となくイメージが悪いですよね。これまでのことを全部やめちゃう、やめさせるわけですから。
「これまでの苦労が水の泡」
です。それに対して「ゼロベース」って、
「さあ、新たなスタート地点だよ」
というような感じで「良いイメージがある」ように感じるなあと思っていたのです。
でも、特にそれ以上は考えなかったんですが、「8年間」、「タイトルだけ」寝かせていて、唐突に思い付きました。
*「ゼロベース」は「ゼロからのスタート=前向き=ベクトルはプラス」に向いている。
*「白紙撤回」はそれまで築いた「プラスの部分」を全部なくして「出発点(ゼロ)に戻る=べクトルの向きは0に向かってマイナス」
という違いなのではないか?と。ただ、
「実質的には意味の違いはない。イメージが違うだけ」
なのではないでしょうか?
ほぼ8年前に感じていたことと同じで、それを「文字化」できずに、ずっといた感じです。
グーグル検索(11月28日)では、
「ゼロベース」=99万5000件
「白紙撤回」 =17万8000件
ほーらね、言葉としては「白紙撤回」のほうが絶対古いと思うけど、「ゼロベース」のほうが新しくて使い勝手が良い(イメージが良い)から、5倍以上使われているのではないかなあ。
(2023、11、28)


