八冠を達成した、藤井聡太九段。その八冠を目指す永瀬王座のとの戦いの中で、
「入王」
「相入王」
という言葉が出て来ました。初めて見ました。
「入王」は、
「王将が相手の陣内(3列目まで)に入ること」
のようです。「お互い」にそうなったら、
「相入王」
ですね。しかしこれは、そもそも何と読むのでしょうか?
漢字は「王」と書かれていますが、将棋の「王将」は、
「王将」「玉将」
の2種類があるんですよね。
「王」<「玉」
のようですが、
「西の横綱」<「東の横綱」
みたいなものでしょうか?そうすると
「入玉」
「相入玉」
もあるんですよね。それで検索してみたら、
「入王」=いりおう
「入玉」=にゅうぎょく
と読むようです。
「王(おう)」だと「入」は「訓読み」の「いり」
「玉(ぎょく)」だと「入」は「音読み」の「にゅう」
ということか。また、この現象のことは、
「逆馬(さかさうま)」
と呼ばれることもあるようです。「馬」は関係なさそうだけど、
「攻め入る」
のは「馬に乗って」ということでしょうか?大陸っぽいな、何となく。
こういう状況になると、なかなか勝負がつきにくくなるんだとか。
いろいろな「将棋の言葉」も教えてくれる「藤井八冠」です。
(2023、11、16)


