9月26日のネットニュース「フルカウント」で、プロ野球オリックス・バファローズの山本由伸投手が、
「防御率1、26」
であると伝えていました。そしてこの数字は、21世紀に入ってからこれまでの、
「最低」
の数字は、田中マー君が「24勝0敗1セーブ」という驚異的な成績を残した際の、
「1、27」
で、それを、
「下回る」
ことになると書いてありした。これは,
「成績としては『上回る』」
のですが、
「数字としては『下回る』」
というわけです。こういうように、
「数字が低い(小さい)ほうが、スゴい」
という場合には、「下回る」「上回る」をどう表現したらいいのでしょうか?
要はこれは「数字が小さい」ことを「下回る」「最低」という表現は「ふさわしくない」ところから出ているので、たとえば、
「陸上の100m走のタイム」
と同じですよね。短い方がいいんだから。
「タイムが短い方が、速さ(スピード)は上回っている」
のです。
同じように「防御率」は、
「数字が小さい方が、防御力が上回っている」
のですから、
「これまで最高の防御率」
と言えばいいし、
「その数字が小さい方が、防御率が上回っている」
と考えて、
「上回る」「最高」
を使えばいいのではないでしょうか。
結局、シーズンを通しての山本由伸投手の防御率は、
「1、21」
というスゴイ記録でした。スゴ過ぎる!
(2023、10、13)


