9160「最低の防御率」

2023 . 10 . 13

9160

 

 

9月26日のネットニュース「フルカウント」で、プロ野球オリックス・バファローズの山本由伸投手が、

「防御率1、26」

であると伝えていました。そしてこの数字は、21世紀に入ってからこれまでの、

「最低」

の数字は、田中マー君が「24勝0敗1セーブ」という驚異的な成績を残した際の、

「1、27」

で、それを、

「下回る」

ことになると書いてありした。これは,

「成績としては『上回る』」

のですが、

「数字としては『下回る』」

というわけです。こういうように、

「数字が低い(小さい)ほうが、スゴい」

という場合には、「下回る」「上回る」をどう表現したらいいのでしょうか?

要はこれは「数字が小さい」ことを「下回る」「最低」という表現は「ふさわしくない」ところから出ているので、たとえば、

「陸上の100m走のタイム」

と同じですよね。短い方がいいんだから。

「タイムが短い方が、速さ(スピード)は上回っている」

のです。

同じように「防御率」は、

「数字が小さい方が、防御力が上回っている」

のですから、

「これまで最高の防御率」

と言えばいいし、

「その数字が小さい方が、防御率が上回っている」

と考えて、

「上回る」「最高」

を使えばいいのではないでしょうか。

結局、シーズンを通しての山本由伸投手の防御率は、

「1、21」

というスゴイ記録でした。スゴ過ぎる!

 

(2023、10、13)