9136「王太子と皇太子」

2023 . 10 . 2

9136

 

 

「2012年6月7日」に、こんなメモを残していました。

<「王国」なのに「王子」ではなく「皇太子」?「帝国」は「帝太子」?

「皇子」の中で次の「天皇」になるのが「皇太子」。

「王子」の中で次に「王(国王・女王)」になるのが「王太子」。>

 

そして「2015年6月15日」に、

「王太子」

という言葉が「ミヤネ屋」で出て来ました。「皇室」だと「皇太子」に当たるものが、「王室」では「王太子」です。

しかも「王位継承権」が、男性でも女性でもよく「第1子」にあるという場合には、

「女性の王太子」

が存在するわけですね。

 

さらに「2021年10月18日」の「ミヤネ屋」の放送前にディレクターが、

「あしたのことなんですけど…」

と相談して来ました。内容は、「英国王室」と他国の「王室」を取り上げるが、その中に、

「モナコ公国」

があって、「国王」に当たる人は「王国」ではなく「公国」なので「〇〇公」とするが、その子どもたちは、

「公子」「公女」

にすべきかどうか?

これは「令和ことば事情9135公子・公女」で書いた内容です。

このときは、

「英国に合わせて、子どもたちは『皇太子』『王子』『王女』とする」

ということにしましたが、それからさらに2年経った、つい先日(2023年9月)は、

「公位継承順位」

という言葉も使ったので、「王子」「王女」は正しく、

「公子」「公女」

としたのですが、「公太子」は使わず、

「皇太子」

のままでした。

 

(2023、10、2)