9168「はしごする」

2023 . 10 . 25

9168

 

 

<2019年8月21日に書き始めました。>

何軒か店を渡り歩いて飲むことを、

「はしごする」「はしご酒」

と言いますよね。これって、なぜ、

「はしご」

なのでしょうか?考えてみました。

思い当たるのは「はしご」を使う仕事、つまり、

「消防士」

さんですね。昔の「火消し」ですが、その仕事ぶりが、

「はしごをかけて屋根に上り、建物を壊すか、纏(まとい)で火消しの指示をしては、また下りて来て、別の屋根にはしごをかけて上って・・・を繰り返していたところから」

ではないでしょうか?知らんけど。

国語辞典を引いてみても、そこまでは載ってないんだよね。

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で、4年寝かせて「2023年10月24日」に、報道のFデスクから、

「道浦さん、飲み屋を出て次の店に飲みに行くのを『はしごする』って言っていいですかね?」

と質問を受けました。そこで辞書をで「はしご」を引くと、

「はしご飲み」

とあり「はしご飲み」を引くと、

「はしご酒」

のことだと。それで「はしご酒」を引いてみると、

「店を何軒も次々と飲み歩くこと」

とありました。いくつか引きましたが、やはり、

「次々と」「何軒も」

とあったので、

「2軒の飲み歩きでは『はしご』とは言わない。少なくとも『3軒以上』飲み歩くこと」

と判断しました。そして、この表現は「俗語」であることも伝えました。

大阪府警守口署の25歳の警察官が「はしご酒」をした後に、駅員を3発殴ったという事件のニュースでした。情けない!

 

(2023、10、24)