「体調不良」
のアクセントは、私などは2語に区切って
「タ/イチョー・フ/リョー」
ですが「NHK日本語発音アクセント新辞典」では、
(1)「タ/イチョーフ\リョー」(コンパウンドした中高アクセント)
(2)「タ/イチョー・フ/リョー」(2語)
の順番で、
「コンパウンドした中高アクセント」
が先に載っています。
「NHK日本語発音アクセント新辞典」には「体調不良」は載っていますが、
「体調良好」
は載っていませんでした。では、
「気分不良」
のアクセントは、
(1)「キ/ブンフ\リョー」(コンパウンドした中高アクセント)
(2)「キ\ブン・フ/リュー」(2語)
どっちでしょうか?これも「NHK日本語発音アクセント新辞典」には載っていません。
「ミヤネ屋」の澤口アナウンサーやアナウンス部の若手アナウンサーは、
(1)「キ/ブンフ\リョー」(コンパウンドした中高アクセント)
だったそうです。私は断然、
(2)「キ\ブン・フ/リュー」(2語)
です。このアクセントには「年代差」があるのでしょうか?
「〇〇不良」
という「四字熟語」的な「漢字4文字」では、
「成績不良」「整備不良」「天候不良」
などを思い付きますね。このうち私が「コンパウンド・中高アクセント」を認めてもいいなと思うのは、
「整備不良」「天候不良」
の2つかな。
つまり「四字熟語」的に「1つの言葉」と認められれば「コンパウンド・中高アクセント」で、あくまで「2字+2字」の「2つの語の合成」という意識が強ければ、コンパウンドせずに「2語に区切るアクセント」になるのでしょうね。
ということは、「1つの言葉になる途中の段階」であれば、両方のアクセントがあるということでしょうね。
あ、そうか。「体調不良」という「四字」の言葉はもう「1語」と認定されているので「コンパウンドを認めていると。そうすると、
「『気分不良』は『1語』として認定されていないので載っていない」
ので、当然「コンパウンド」はせずに、
(2)「キ\ブン・フ/リョー」
と「2語」に分けるべきでしょうね。


