9月19日の「神戸新聞」のネット記事の項目見出しに、大泣きした赤ちゃんの顔に、
「ギャン泣き」
という見出しが付いていました。
その記事を読むと、見出しが、
「『ぎゃー』と大泣き、真っすぐな子に育って 西宮・越木岩神社で伝統の泣きずもう
全国から600人参加」
とありました。(この「越木岩(こしきいわ)神社」は、西宮市「甑岩(こしきいわ)町」にあるんですね。「こしき」の漢字表記が違うんだ!「古式(こしき)ゆかしい」のかな。)
「泣き相撲」か。昔、何度か読んだことがあるニュースだな。子どもの健康と成長を願う儀式ですね。でも見出しで取るほど、「ギャン泣き」って言葉は一般的なんでしょうかね?
そう思って、新語を積極的に取り入れることで知られる「三省堂国語辞典・第八版」(通称・三国)を引いてみたら、なんと載っていました!
・「ギャン泣き」=【俗】激しく泣きさけぶこと。(多く、乳幼児に言う。)
シンプルですが、まさにそうですね!すごいな、「三国」、飯間さん!
「広辞苑」「明鏡国語辞典」「新明解国語辞典」「岩波国語辞典」「大辞林」も引いてみましたが、「ギャン泣き」は載っていませんでした。
この話を、澤口アナウンサーにしたら、
「『ギャン泣き』、使いますよね。『映画見て、ギャン泣きした』とか」
え?そうなの?「赤ちゃんに」じゃなくて「大人に」も使うのか!
グーグル検索したら(9月26日)、
「ギャン泣き」=189万件
そんなに使われているのか!ビックリ!!
トップで出て来たのは「赤ちゃん」でしたが。「Weblio」というネットの辞書のサイトでは、
「ギャン泣き=小児に見られる発作的な激しい号泣を指す通俗的な言い方。ほとんど絶叫といえるような泣き方を延々と続けるようなさまを指すことが多い。」
とありました。


