9112「『いきすぎ』と『ゆきすぎ』」

2023 . 9 . 13

9112

 

 

「行き過ぎ」

の「行き」の読み方は、

「いき」「ゆき」

両方ありますが、何か使い分けはあるのか?ということについて考えてみました。

まず思い付くのは、

「いき」=口語的

「ゆき」=文語的

ということですね。どちらでも間違いではないですが、現代でも「ゆき」しか使わないケースはあるのか、かんがえてみました。

(1)「行き過ぎ」と「体言止め」なら「いきすぎ」が主流。

(2)「行き過ぎた」で「動詞の過去形」で「どこかへ行って通り過ぎた」のなら「いきすぎた」。

(例)降りる駅をいきすぎた

(3)「形容詞句」で「過剰な」「やり過ぎ」という意味なら「ゆきすぎた」。

(例)ゆきすぎた指導

ただし、「過剰な」の意味でも「体言止め」で「やり過ぎ」の場合は、

「それは、いきすぎだよ」

とも言えますよね。

こんなところではないでしょうか?

 

(2023、9、13)