9071「サッカーコートか?グラウンドか?ピッチか?」

2023 . 8 . 8

9071

 

 

7月12日、大阪関西万博の「パナソニック」の「パビリオン建設」についてのニュースで、その広さが、

「サッカーコートの半分ぐらいの広さ」

と表現したいのだが、この場合、

「サッカーコート」

と言っていいのか?それとも、

「サッカーグラウンド」

なのか?いや、サッカーでは今は、

「ピッチ」

というので、

「サッカーのピッチの半分」

なのか?あるいは、

「サッカー場の半分ぐらい」

なのか?

どれで表現すればいいでしょうか?と、報道のFデスクから質問を受けました。

たしかに今、サッカーでは「ピッチ」と言いますが、

「サッカーのピッチの半分ぐらいの広さ」

では、一般視聴者には伝わりにくいですよね。

「うーん、『サッカー』という『競技そのもの』を伝える中で使うのではないから、『ピッチ』という専門用語は使わなくてもいいんじゃないのかなあ」

とアドバイスして、結局、

「サッカーコートの半分ぐらいの広さ」

という表現で放送したようです。

今、ネット検索してみたら(8月8日)

「サッカーコート」  =30万8000件

「サッカーのピッチ」 =19万5000件

「サッカーグラウンド」=19万3000件

「サッカー場」   =656万0000件

でした。これに「~の広さ」を付けると、

「サッカーコートの広さ」  = 4960件

「サッカーのピッチの広さ」 = 1520件

「サッカーグラウンドの広さ」=  955件

「サッカー場の広さ」   =1万6700件

になりました。

 

(2023、8、8)

8月29日の「ミヤネ屋」で同じようなことが出てきました。

北朝鮮の現状をお伝えする中で、今月半ばの台風で、

「農地を含む560ha(サッカーコート785個分)の干拓地が冠水」

というもので、この比喩では、やはり、

「サッカーコート」

になっていました。

(2023、8、29)